診療案内
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一般診療
病気や怪我以外にも、何か気になる事がありましたら些細なことでもご相談ください。動物は言葉が話せません。普段の様子をよく知る方が、お連れいただきますようお願いいたします。
診療科目
一般内科、一般外科、整形外科、循環器科、消化器科、泌尿器科、歯科、皮膚科
マイクロチップの装着
当院では、マイクロチップの装着をおすすめしています。
マイクロチップとは、直径2mm、長さ1cm程度の円筒形の電子標識器具で、それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されています。
この番号を専用のリーダー(読み取り器)で読み取れ、いざというときにペットの身分証明書になります。迷子札や鑑札は何かの拍子にはずれてしまうこともありますが、マイクロチップはその心配がないため、非常時には特に安心です。
予防医療
予防接種、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防など各種予防医療を行っています。
予防接種
なるべく午前中の接種をおすすめしています。初めての接種や、アレルギー歴がある場合は、特に時間に余裕をもってご来院ください。
混合ワクチン
混合ワクチンは1回の注射で複数の感染症の予防ができるワクチンです。混合ワクチンで予防できる感染症の中には、感染力や致死率が高い病気や、人に感染するリスクのある人獣共通感染症も含まれます。特に子犬、子猫の時期は、母親からの免疫(移行抗体)が切れてしまうタイミングを見計らって、適切な時期に適切な回数のワクチン接種が必要となります。
抗体価検査について
以前ワクチンアレルギーを起こしワクチン接種を控えている場合など、血液検査で抗体価を検査することも可能です。
※抗体価を調べられるのは、コアワクチン(致死率が高くすべての個体に接種が必要なワクチン)のみとなります。
狂犬病ワクチン
狂犬病予防法により、生後91日以降の犬は毎年1回の予防接種が義務付けられています。子犬の初回接種時には役所への登録を併せて行います。
狂犬病は犬だけではなく人も含めすべての哺乳類に感染し、発症すると治療法はなく死亡率は100%という恐ろしい病気です。日本は狂犬病予防法とワクチン接種と動物検疫の徹底で、昭和33年以降狂犬病は発生していません。しかし、日本を取り巻く世界のほとんどの地域で野生動物をはじめ狂犬病は発生しています。貨物への動物の潜入や、不正輸入など、動物検疫を介さない狂犬病の侵入の恐れがあることから、今後も日本では発生しないとは言い切れないのです。
日本で狂犬病が発生した場合、流行を阻止するためには『70%以上のワクチン接種率』が必要とされています。ワクチン接種は、接種した子を守るためだけではなく、周りの動物や人々を守ることに繋がります。
フィラリア予防
予防は、蚊が出始めて1ヶ月以内に開始、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで続けましょう。群馬県では、5月下旬から12月までの投薬をおすすめしています。
体重の変動がない成犬は、予防期間中のお薬をまとめて処方できます。
※成犬のフィラリア予防開始時には、安全のため血液検査を実施して、フィラリアの感染の有無を調べます。
ノミ・マダニ予防
皮膚に直接たらすだけのスポットオンタイプと、おいしいチュアブルタイプをご用意しています。ノミやダニは、寄生するとアレルギーを発症したり、他の寄生虫や感染症を媒介したりすることがあるため、駆除よりも寄生を予防することが大切です。
マダニが媒介する病気には、致死率の高い病気も含まれます。現在冬でもマダニの目撃例があることから、当院では通年の予防をおすすめしています。
健康診断
病気の早期発見と早期治療は長生きの秘訣です。
動物は言葉を話せないため、病気の発見が遅れてしまうことも多くあります。
そのため、当院では定期的な健康診断をおすすめしています。
健康診断の内容、組み合わせは患者様の年齢や状態に合わせてご相談して決めていただけます。
検査項目
一般身体検査 | 視診、聴診、触診を行います。 |
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尿検査 | 結晶や細菌感染の有無、腎臓の機能などを調べます。 |
糞便検査 | 寄生虫感染の有無、腸内細菌の状態を調べます。 |
血液全血球計算 | 貧血や炎症、感染の有無などを調べます。 |
血液生化学検査 | 糖尿病、腎臓病、肝臓病、高脂血症などの異常を検出します。 |
レントゲン検査(胸部、腹部) | 臓器の形や大きさに異常がないか調べます。 |
超音波検査(胸部、腹部) | お腹の中の臓器や心臓の検査を行います。 |
心電図検査 | 不整脈や心臓の異常を調べます。 |
オプション検査
甲状腺検査 | 中高齢の犬猫に多い甲状腺ホルモンの分泌の異常を調べます。 |
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心臓病マーカー | 血液検査で心不全マーカー、心筋症マーカーを調べます。 |
その他、コルチゾル検査、アレルギー検査、炎症マーカーの検査など、健康診断のときに一緒に検査することが可能です。
どうぶつの小児科
子犬や子猫を飼い始めた方へ、おうちに迎えてから最初の1年は、将来の健康な体をつくる大切な1年間になります。食事の回数や量、しつけの仕方、予防接種、フィラリアの予防、避妊手術や去勢手術…「しなければいけないことが盛りだくさんで大変」というお声もよく耳にします。安藝動物病院のどうぶつの小児科では、育て方の小さな疑問にお答えし、健康な毎日を過ごせるようアドバイスさせていただきます。
健康管理以外にも気になる事がありましたらお気軽にご相談ください。
ターミナルケア
ターミナルケアとは「終末期医療」のことです。根治が難しい病気や高齢のために余命が残り少ないと診断された動物たちの、病気による苦痛を軽減するために行う治療のことを言います。人のターミナルケアの目的は生活の質QOLを改善し、「その人らしい充実した生活」をできるように、医療的なケアや精神的なケアをすることですが、動物の場合も同様です。様々な理由で積極的な治療(外科手術や抗がん剤など根治を目指す治療)ができない状況になったとき、なにもケアをしないという訳ではなく、できる限り最期までご家族と穏やかな日々を過ごせるようにサポートしていきます。必要なケアはその子その子によって様々です。現在の治療内容に迷われたときも、お気兼ねなくご相談ください。
キャットフレンドリークリニック
安藝動物病院は、国際猫医学会International Society of Feline Medicine (isfm) のキャットフレンドリークリニックのシルバーレベルに認定されました。
キャットフレンドリークリニック Cat Friendly Clinic (CFC)とは
isfmによって確立された“猫にやさしい動物病院”の国際基準の規格で、世界的に普及しています。CFCに認定された動物病院は、質の高い猫医療を提供することを猫のご家族に約束し、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”となります。
当院は、病院の施設や医療設備が猫に配慮されたものであるという認定基準を満たすことができました。設備だけではなく、猫にとってやさしく快適な診療ができるよういろいろな工夫をしています。
猫に優しい診療
動物病院は猫にとってどうしてもストレスを感じる環境です。なるべくストレスが少なく、落ち着いて検査や治療ができるように、最大限配慮した診察を心掛けています。また、よりデリケートな子には、予約制の“猫専用診療時間”での診察をおすすめしています。
猫に優しい待合エリア
犬が苦手な猫のために“猫専用の待合スペース”があります。また、視覚的に安心できるように、キャリーバッグを覆う布をご用意しています。
猫に優しい入院ケージ
基本的に犬と別のお部屋でお預かりします。食器、トイレ、タオル、隠れられる箱などは常に清潔なものをご用意しています。ペットホテルの際も、同様の環境でお預かりします。