2020/04/11
こんにちは高崎市安藝動物病院です。
今回は歯根膿瘍の患者さんの紹介です。
高齢の男の子のワンちゃんです。
目の下に皮膚炎があるとのことで来院されました。
よく見てみると目の下に瘻管があり、そこから排膿していました。
歯には歯石も付着しています。
おそらく、歯周病の悪化により瘻管形成したものと考えられます。
根治的治療法は抜歯です。
抗生剤の投与により、炎症が落ち着いてきたところでスケーリングと抜歯を行いました。
瘻管形成していたと考えられる前臼歯です。
歯根に重度の歯周病が起きていることがわかります。
重度の歯石付着、歯周病の場合、全身麻酔下でスケーリング、抜歯を行うことが重要です。
麻酔に不安をお持ちのかたは獣医師にご相談ください。