2020/04/11
こんにちは。群馬県 高崎市 安藝動物病院です。
飼育環境の向上、獣医療の発達により平均寿命が伸び、がんになってしまう患者さんが増えています。
患者さんは、17歳、男の子の猫ちゃんです。
後肢にしこりができ、痛くて歩けないとのことで来院されました。
レントゲン検査の結果、骨増生像が認められ、細胞診検査で間葉系細胞腫瘍との診断を得ました。
かなり高齢なので、飼い主様は手術に不安をお持ちでしたが、術前検査を行い、麻酔リスクをご説明し、手術を行うこととしました。
左後肢断脚術を実施しました。
病理組織学的検査の結果、腫瘍は骨肉腫でした。
猫ちゃんには珍しい腫瘍です。
切除縁に病巣は及ばず、完全切除と診断されました。
痛みからも解放され、現在は走り回っているそうです。
正確な診断と、麻酔リスクの評価と麻酔の実施、正確な外科手術が大切だと感じました。
当院はがんの診察を得意としています。
正確な診断に基づき積極的な治療プランだけでなく、その子、飼い主さんにあった治療プランを複数ご提案します。
痛みなく、元気で、ご飯を食べられるようサポートさせていただきます。