安藝動物病院

群馬県高崎市にある地域密着の動物病院|安藝動物病院(あきどうぶつびょういん)

2021年 あけましておめでとうごいざいます

 

 

 

さて、当院は4日から通常通り診察を開始しています。

コロナ禍ペットを飼われる方が増えているのか、小さな家族を迎えられた飼い主様がいらっしゃいます。

そこでよく聞かれるご質問に対してお答えしていきます。

 

「先生、去勢・避妊手術はしたほうがいいの?」

去勢、避妊手術はしたほうがいいのかという相談をよく受けます。

多くの場合は

「はいっ!」とお答えすることが多いのです。

 


とはいえ、去勢手術・避妊手術にはメリット、デメリットがありますのでその点についてご説明します。

 

 


去勢手術とは男の子に行う手術で精巣を切除します。

 

 


避妊手術とは女の子に行う手術で卵巣と子宮を切除します。

 

 


この手術により、望まない子どもを作らないというだけではなく、病気の予防、性周期によるストレスやスプレー行動、攻撃性、マウンティングなどの問題行動を抑制できます。

 

 

 

 

去勢手術、避妊手術のメリット・デメリット

メリット
  • 望まれていない妊娠を避けられる
  • 性ホルモン依存性疾患の予防
  • 男の子:精巣腫瘍・前立腺疾患・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫など
  • 女の子:子宮蓄膿症・卵巣腫瘍・乳腺腫瘍など
  • 性周期(発情期)によるストレスの抑制
  • 問題行動の抑制スプレー行動、攻撃性、マウンティングなど
デメリット
  • 手術、全身麻酔のリスク
  • 太りやすくなる
  • 縫合糸反応性肉芽腫のリスク
  • 皮膚疾患(稀)

 

 

 

 

また、避妊手術を行うことは、子宮や卵巣の病気を予防するだけではなく、乳腺腫瘍の発生率が低下します。

 

 

 

 

避妊手術を行う時期によって発生率が異なり、わんちゃんの場合は初回発情前に行うことで0.05%、初回発情後で8%、2回目発情後で26%とされています。

 

 

 

 

 

また、ねこちゃんの場合も同様に

生後6ヶ月以内遅くとも、生後12ヶ月以内に避妊手術を行うことで乳腺腫瘍の発生リスクを低下させることが可能です。(当院はねこちゃんの乳腺腫瘍撲滅のキャットリボン運動に協力しています)

 

 

 

 

 

 

このように去勢・避妊手術には多くのメリットがあります。

当院では傷の小さな体に負担の少ない低侵襲手術を行っています。

若い子であれば日帰りの手術が可能ですのでご相談ください。