2021/01/05
もくじ
2021年 あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
今年も小さな家族が健康に長生きできるよう精一杯サポートさせていただきます。
スタッフ一同よろしくお願いいたします。
さて、当院は4日から通常通り診察を開始しています。
コロナ禍ペットを飼われる方が増えているのか、小さな家族を迎えられた飼い主様がいらっしゃいます。
そこでよく聞かれるご質問に対してお答えしていきます。
「先生、去勢・避妊手術はしたほうがいいの?」
去勢、避妊手術はしたほうがいいのかという相談をよく受けます。
多くの場合は
「はいっ!」とお答えすることが多いのです。
とはいえ、去勢手術・避妊手術にはメリット、デメリットがありますのでその点についてご説明します。
去勢手術とは男の子に行う手術で精巣を切除します。
避妊手術とは女の子に行う手術で卵巣と子宮を切除します。
この手術により、望まない子どもを作らないというだけではなく、病気の予防、性周期によるストレスやスプレー行動、攻撃性、マウンティングなどの問題行動を抑制できます。
去勢手術、避妊手術のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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また、避妊手術を行うことは、子宮や卵巣の病気を予防するだけではなく、乳腺腫瘍の発生率が低下します。
避妊手術を行う時期によって発生率が異なり、わんちゃんの場合は初回発情前に行うことで0.05%、初回発情後で8%、2回目発情後で26%とされています。
また、ねこちゃんの場合も同様に
生後6ヶ月以内遅くとも、生後12ヶ月以内に避妊手術を行うことで乳腺腫瘍の発生リスクを低下させることが可能です。(当院はねこちゃんの乳腺腫瘍撲滅のキャットリボン運動に協力しています)
このように去勢・避妊手術には多くのメリットがあります。
当院では傷の小さな体に負担の少ない低侵襲手術を行っています。
若い子であれば日帰りの手術が可能ですのでご相談ください。