2020/12/23
こんにちは高崎市 安藝動物病院です。
もくじ
腹腔鏡下腹腔内精巣摘出術を行いました。
8ヶ月のワンちゃんの男の子が腹腔内精巣(陰こう、潜在精巣)をかかりつけの先生に指摘され、当院を受診されました。
超音波検査を行うと、腹腔内に精巣が2つあるのが確認できます。
腹腔内精巣は通常の精巣に比べ、腫瘍化するリスクが高く、遺伝性の疾患であるため、精巣摘出術が推奨されます。
飼い主さんは傷が小さく、本人の負担の少ない治療法を希望されて腹腔鏡下で手術を行うことにしました。
通常、腹腔内精巣を摘出するためには下腹部を大きく切開する必要がありますが、今回はカメラを挿入し、超音波メスで血管の切断を行いましたので、5mmの術創が2つで手術を行うことが可能でした。
また、痛みも少なく、術後も元気一杯で、日帰り手術をすることができました。
当院は体に優しい手術を行っています。
若い子の避妊手術は日帰りで可能です。
体に優しい手術が気になる方は病院へお問い合わせください。
以下、手術写真が出てきます。
小さな術創2つでの手術が可能です。