2020/04/11
こんにちは高崎市 安藝動物病院 村端です。
先日、開催された群馬県獣医師会小動物学術講習会に参加してきました。
演題は
「軟部外科を極める!!〜脾臓・副腎・膵臓編〜」です。
講師は日本大学浅野先生です。
診断、治療法についての講義がありました。
脾臓疾患は日常的に遭遇する疾患です。
破裂し腹腔内出血を起こしている場合は緊急疾患になりますし、定期検査で発見された小さな脾臓腫瘤は定期検査が必要となります。
しかし多くの場合、外科的な治療が適応となります。
基本的な解剖から現時点では克服することのできない疾患である、血管肉腫の研究の話まで幅広く講演いただきました。
また副腎腫瘍も多く遭遇する疾患です。術前に腫瘍の種類を知ることができれば術中、術後の治療に大きな利点を得ることができます。しかし、現時点では100%診断することは不可能です。現時点での画像診断、血液検査からの手がかり。などをお話いただきました。
今回も知識をアップデートすることができました。
質の高い獣医療を提供するため勉強が必要です。
最近の2週間の手術症例
脾臓腫瘍×2
肝臓腫瘍(内側右葉)
軟部組織肉腫(胸背動脈皮弁)
乳腺腫瘍
前肢断脚
胆嚢十二指腸吻合(ねこ総胆管閉塞、出張手術)
腫瘍症例を多く手がけています。