2020/04/10
股関節形成不全のワンちゃんに大腿骨頭骨頚切除術を実施しました。
大型犬のこの子は同居犬と激しくじゃれあった後に、後肢跛行を呈したとのことで来院されました。
当院でレントゲン検査を実施したところ、骨頚の角度が正常な右と比較して変化していることがわかります。
また寛骨臼と大腿骨頭の被蓋率が低くなっています。
股関節形成不全または大腿骨頭骨折が過去に起こり、癒合したものの角度が変わってしまったと判断しました。
様々な治療法の提案を行い、合併症の少ない大腿骨頭骨頚切除を実施することとなりました。
術後の経過は順調です。
やや筋萎縮が認められますので、今後はリハビリを行っていく予定です。