2020/04/10
こんにちは安藝動物病院の村端です。
先日の日曜日は休みを利用して聡美先生と横浜で開催された
【獣医内科学アカデミー】という学会に参加してきました。
(毎年この時期にパシフィコ横浜で開催されます)
(例年、悪天候ですが今日は晴天に恵まれました)
学会は一般的に「講演」の部門と「一般演題」の部門に大きく分かれています。
講演の部門ではその分野のスペシャリストの先生が今のスタンダードな治療や、最先端の治療法などを紹介してくれます。
授業みたいなものです。
一般演題の部門では希少性の高い病気の治療や、今まで治療が困難であった病気などを治すことができた。という報告などがあります。
発表会みたいなものです。
学会に参加し、講演を聞くことで新しい知識や情報を手に入れることができます。
ですから全国の獣医さんは診察の合間を縫って学会に参加します。
学会は3日間開催されているのですが、私たちは最終日のみの参加となりました。
私は
「犬の肥満細胞腫」
「猫の肥満細胞腫」
「この腫瘍どこまでとれるか」
「猫のフィラリア症」
の講演を聞きました。(腫瘍に偏ってますね)
ネコのフィラリア症の講演の一コマ
(発表されているのは研修医時代の友達のS先生)
今まではフィラリア症というと犬の病気というイメージが強かったのですが、
猫のフィラリア感染症もちらほら報告されはじめており、
(今までもあったと思いますが原因不明として扱われていたのではないだろうかと考えています)
病態・診断法・予防方・治療法を学ぶことができました。
猫のフィラリア症は、感染していていても診断法が確立しておらず、
また発症すると治療が困難なため予防が必要な病気だと強く感じました。
ネコちゃんのフィラリア予防も希望される方にはおこなっていこうと思います。
希望される方、詳しい話を聞きたい方はスタッフまでお問い合わせください。
また、学会参加の楽しみに同級生に会える楽しみがあります。
会うと学生時代に戻ったようで懐かしく楽しくなります。
みんなあんまり変わっていませんが、
話す内容は今困っている病気の子の話などで獣医療の話が多くなります。
全国各地で頑張っている同級生の話を聞くと刺激になります。
今回の参加も短い時間でしたが実りのあるものとなりました。